相続人の確定(戸籍等の収集について)

相続問題が発生した場合に最初にすることは、相続人の確定という作業です。

「誰が相続人なのか」を確定させないと、「遺産分割協議」の当事者が誰なのかわからず、一部の相続人がいない遺産分割協議は、無効となります。相続人の確定は、相続問題を議論するうえで、極めて重要な作業なのです。

 

相続人の確定のために必要な戸籍等について

通常、相続人の確定のための戸籍等の収集は、亡くなられた方の出生時から死亡時までのすべての戸籍・除籍・改製原戸籍を取り寄せます。

これは、「子」がいると、相続人となるので、「子」の有無を、出生時から死亡時までの戸籍で確認するためです。

 

戸籍等の提出を求められる場合について

相続人の確定は、相続問題を議論するうえで、極めて重要であり、最初に確認するべきことでもあるので、通常、相続に関連する手続きでは、相続人の確定のために必要な戸籍等の提出を要求されます。

たとえば、相続した預金を引き出す場合等でも、金融機関から戸籍等の提出を要求されます。他にも、相続税の申告や遺産分割調停などでも提出が必須です。遺言書の作成等でも要求される場合もあります。

ですので、複数の戸籍等をあらかじめ取り寄せることも少なくありません。

なお、当該手続が終了すれば、原本を還付してくれることも多く、原本を使いまわしできることも多々あるので、そのような対応をしていただけるかは、都度確認しておくと費用や手間が軽減できます。

また、平成29年の制度運用が開始した、「法定相続情報証明制度」を利用することで、何度も煩雑な戸籍等の収集をしなくても良いので、その活用も考えると良いと思います。

 

 

戸籍等の収集にかかる費用について

戸籍等は日常生活ではほとんど触れる機会がないかもしれません。

相続問題を機に、はじめて自分の戸籍を見る人も珍しくないと思います。戸籍等は、役所で取り寄せることになりますが、そのための費用が発生します。

おおよその費用は、現在ある戸籍を取り寄せる場合、戸籍1通450円ぐらいが通常です。また、現在の戸籍ではなく、過去の戸籍として、位置づけられる「除籍謄本」や「改製原戸籍謄本」は、1通750円ぐらいします。これらは、本籍地が異なったり、筆頭者がことなったりすると、都度戸籍等が作られているので、そのすべてを取り寄せることになります。どこで、「子」が存在しているかを見落とさないためにも、すべて取り寄せます。

そのため、本籍地ごとに取り寄せることから、交通費や郵送代もそれなりにかかります。

 

もし被相続人が、人生なかで、引っ越しが多く、本籍地の移動をしていた場合には、それだけ戸籍等の収集は大変になります。結婚や離婚等を繰り返されていた場合も大変です。

通常は、5000円程度ですが、多い方は、数万円単位の取り寄せ費用がかかることもあります。

 

専門家への依頼について

専門的な要素が強いので、こうした相続人の確定のための戸籍等の収集を専門家へ依頼することが通常です。自分でやろうとすると、時間も労力もかかり、漏れがあったりすると各手続きに支障をきたすので、専門家へ依頼することが無難です。

 

戸籍等の収集は、弁護士や弁護士、司法書士あるいは行政書士で対応が可能ですが、戸籍等の扱いがなれているという意味で、弁護士や相続を専門としている税理士、司法書士、行政書士に依頼すると良いと思います。

 

「法定相続情報証明制度」にも対応していただけるところが良いと思います。

 

当事務所でも対応しておりますので、所沢市近辺の方は、所沢市にあるアイビー法律事務所へ(場所は小手指ですが、出張相談をもしております。電話:04-2968-9988)、東京の方は、港区のアイビー法律事務所(電話:03-5510-5480)、あるいは、東陽町のアイビー東陽法律事務所(03-56533-8095)へ、ご相談ください。

 

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2018年5月2日ニュース

Posted by 管理人